看護師としてのやりがい

いつでもどこでも一生懸命

2014.01.10
看護師 北海道在住 38歳

看護師としてのやりがいは、いろんな場面で感じてきました。新人の頃は、患者や家族から感謝された時や病気がよくなり退院していく姿を見送ることができた時でした。感謝されるために看護をしているわけではありませんでしたが、患者さんの力になれたときは、嬉しくもありやりがいを感じました。

中堅ナースとして働いていた頃は、他職種との連携や新人指導が業務にも加わり忙しさや責任も増加していきました。しかし、新人を指導しながらたくさんのことを学びました。人に事を伝えたり指導する難しさや、大変さ。看護師を育てるには大変な労力が必要でした。面倒だなぁと、感じた事もありましたが 自分が新人だった頃も、同じ思いをして指導してくれた先輩に今は感謝しています。今は、なるべく率先して新人指導にあたるようにしています。

新人の一生懸命さ誠実さ、真面目に仕事に取り組む態度にハットさせらることもありました。そして、新人には仕事の厳しさ大変さだけでなく喜びや仕事としてのすばらしさをを伝えられるよう心がけていました。そんな新人が一年仕事を続けられ、次第に一人前に成長した時、頼りがいのある看護師になれた時は よかったなぁと感じました。私一人が指導したわけではありませんが、同じ仲間が増えていくことは嬉しいことです。

私はいままで数カ所の病院で勤務してきました。急性期だったり、リハビリ病院だったり、診療科も色々と経験してきました。病院ごと、病棟ごと、患者ごとに目標やめざす所は違いますがそれぞれで学ぶことがたくさんあります。やりがいも違って感じます。疾患が完治しなくても看護できることはたくさんあります。治らなくてもやりがいはあるんだとわかりました。しかし、いつでもどこでも一生懸命生きている患者と私が一生懸命に看護しなきゃやりがいや看護の素晴らしさは感じないと思います。

経験を重ねると、看護が業務になってしまい機械的に看護が行われたりしがちです。しかし、自分は決して業務的な看護にならないよう心がけて、患者さんとの対話をとるようにしています。最近、急性期病院からリハビリ病院に転職したわたしは、ちょうど看護のやりがいを見失い不安に思っていました。 リハビリ患者は、毎日同じことの繰り返しが多い方もいます。それにどうやってやりがいを見つけていいかわからなくなっていました。まだ、はっきりとは見出せていませんが、いままでとは違ったやりがいをみつけます看護がすきになるのではないかと楽しみにしています。まずは一生懸命に今の病棟で患者の力となれる様に援助していきたいです。

 
看護師としてのやりがい

「看護師はみんなの天使たれ」

2014.01.09
看護師 茨城県在住

看護師としてのやりがい、それは患者さんに「ありがとう」と笑顔で言われた瞬間です。世の中にはいろいろな仕事があり、大きな会社で働くこともいいのですが、分業性になってしまい、直接、相手と向き合わないことも多いです。(例えば、PCに向かっていたり、事務だけだったり、物を作るだけだったり)しかし、この看護師という仕事は、直接患者さんと向き合い、時にはサポートをしたり、時には治療の補助をしたりします。

そして何より、医師を含めスタッフと共に、患者さんの病気と闘う!という大きな目標があります。私が常々思っていることは、「看護師はみんなの天使たれ」です。昔は、「白衣の天使」といわれて、憧れられることがありました。今は、交代で夜勤があったり、3K(危険、汚い、きつい)などといわれることもあります。 しかし、自分が医療を学び、経験を積み、技術など様々なことを習得し、患者さんから頼りにされるようになった時が、ようやく一人前になったと思います。

そして、さらに最新の医療知識や薬学なども学び、患者さんだけではなく、医療現場のスタッフ(検査技師や時には医師)にも頼りにされるようになると…それは、それこそが、本当の「白衣の天使」なのです。最初の頃は、注射一本打つにしても、痛くない注射を打つのは難しいし、日々の看護だけで精一杯で、新しい医療を学ぶ時間もありません。でも、日々の看護から経験を積み、自分の技術もどんどんあがっていき、注射をした際に、子供にあまり痛くなかった!とうれしそうに言われた時の顔は、自分の励みになります。

最近は、患者さんの心のケアも大事になってきています。医師や心理カウンセラーなどは、診察時間しか会いませんが、看護師は患者さんと一番接する時間も多いです。患者さんと病気についての話以外にも、家族の話や世間話など、いろいろ話をする機会があり、その時の表情やしぐさ、会話の内容などから、患者さんが不安に思っていることだったり、心配に思っていることなどを聞いてあげて、少しでも不安を取り除いてあげられるようにしていきたいです。

今度開催されるソチ冬季オリンピック。日本の女子アイスホッケーが出場いたします。おめでとうございます!なでしこジャパンの優勝に続き、快挙だと思いますし、ぜひ、金メダルを目指して頑張ってほしいです。私たちには、オリンピックはありませんが、プロ意識を持って、患者さんから「ありがとう」の金メダルをもらえるように頑張っていきたいです。
看護師としてのやりがい

本気の心

2014.01.09
"看護師 北海道在住"

正直、最初はとても辛いことが多かったです。体力的にも、そして、精神的にも…本当に本当に辛かったです。憧れだけでは、厳しいものがありました。 命を預かる現場。という重みに、押しつぶされそうになりましたし、心が痛くて、とにかく葛藤の日々でした。でも、それでも頑張れたのは、やはり私を必要としてくれている患者さんや、その周りの方々の存在です。こんな私だけど、看護師である私だからこそ、今ここで出来ることがある、救える想いがある。患者さんの不安を少しでも和らげてあげることができたら…この現場を知っている私だからこそ出来ること、伝えられる言葉。そして、少しでも誰かの役にたつことが出来るというのは、何よりも、自分自身に力をくれるということを感じています。

看護師にただ憧れていた頃に、思い描いていたそんな甘い世界ではありませんでしたが、実際に就いてみて感じているのは、想像を遥かに超える大切な何か。がそこにはあったということ。今は、この仕事が、自分自身が存在するうえでの役割…そんな風に感じています。そして、この仕事を通して最も感じているのは、人は、人が好きだということです。人の心を救えるのは、あたためることができるのは、やはり人の心だと、強く強く感じています。 誰かの心に触れた時、人は心が動くのだと思います。

医療という現場において、それはとても重要であり、だからこそ、本当の心で向き合ってこそ、初めて成り立つと思っています。そしてそこでうまれるのは、信頼 であったり、安心 であったり、代わりのきかない、見えないけれどもの凄く大切な、心の繋がりです。私の仕事は、看護師です。仕事だから、ここに居るのです。けれど私は、私という人間に、看護師のバッジを付けているだけであって、看護師になっているわけではないのです。一人の人間として向き合える、向き合ってこそ続く道だと思います。この仕事に就いてから、自分自身を、とても大切に思うことが出来る様にもなったと思います。

今でも、もちろん辛いことはたくさんあります。逃げ出したくなる時だってあるし、落ち込むことも、一人涙が止まらなくなることもあります。心が、その感情が邪魔をすることだってあります。けれど、そこには私を救い上げてくれる、誰かの心があるのです。そんな時思います。きっと、間違ってなかったんだと。医療という過酷な現場の中だからこそ、本気の心を持つことが出来るのだと、そう思うのです。

 
看護師としてのやりがい

やりがいと責任の重さ

2014.01.09
  看護師 神奈川県在住 36歳

私はデイサービスで働くことが多く、看護師は一人体制がほとんどなので介護士さんと協力するのはもちろん、自分は看護師としての視点を持って仕事をするように心がけています。先日、嚥下困難のある利用者さんの食事介助をしました。誤飲しないようにポジションを整えたり、トロミのつけ具合を工夫しました。4口目くらいになるとむせ始め、吸引をしてはまた食事に戻ったりの繰り返し。このままでは食事が苦痛でまた十分にとれず、脱水になったり、肺炎になってしまうと思い食事を中止しました。

いつもは介護士が介助をし、全量食べているとのこと。介護士に強く「あの人は何も食べないで帰るのよ」と言われました。私は「分かっています。でも誤飲して死亡する可能性があるのにそこまでして食べさせる必要があるんですか」と聞きました。すると、介護士は「家族にそれを書いてくれるなら良いのよ」と答えました。それを聞いて私はこの介護士さんは、家族に評価されたいがために毎日むせていても全量あげていたんだなと察しました。その日、私はご家族に「ホームで安全にたくさん召し上がってもらうためにお家での食事の様子や食べ物の形状を教えて欲しい」とお手紙に書きました。

また、この日、危ないので食事を中止し、脱水予防のために小まめに水分補給をしたことも書きました。こちらのホームは毎日派遣の看護師が来ています。なので、介護士さんの方が詳しい事もたくさんあります。私は今まで病院などの経験を活かしてまた年を重ねて、自信を持って時には利用者さんがよりよく過ごせるように家族や介護士さんを指導したり調整する立場にあるんだと意識して働くようになりました。私自身、子どもが小さいので今は単発でしか働けていません。介護士さんと協力し合うことは忘れませんが、その日行って感じたことをきちんと伝えたり、方向を見出したりすることのやりがいと責任の重さを感じています。

その後、ご家族からは胃ろうは勧められているが、受け入れたくないことなどの話を聞くことができ、私からも吸引器のレンタルがあることなどを伝えました。それからは食べ物の形状を変えることができ食事の量が増え、むせ込みも減りご家族からも感謝されました。そこで終わらないように明日来る別の看護師への報告もきちんと記録し継続されていくようにしました。若かった時はただ言われるままにやってきた気がします。今は、指導したり調整することの大切さを感じ、よりやりがいを感じています。
看護師としてのやりがい

『ありがとう』

2014.01.08
看護師 東京都在住 34歳

私は緩和ケア病棟で働いており、癌による苦痛症状で悩まされている患者さんや、迫り来る『死』という現実と向き合い思い悩む患者さんと多く接しています。医師や私たち看護師、その他患者さんを取り巻く全ての医療スタッフと、患者さんが置かれている状況を充分に話し合い、症状を和らげる方策を考えた結果、患者さんに穏やかな笑顔が見られるようになった時、その穏やかな笑顔を引き出せるようになるまで繰り返し話し合いを重ねて方策を考えていく、そんな瞬間に、私はこの仕事にやりがいを感じています。

また、ターミナル期の患者さんが身体や心の辛さを切に訴えている時、何気ない会話をしている中で引き出されてきた患者さんの切なる思いに触れた時、そこで自分がどうその患者さんと向き合えるのか、その気持ちにどう寄り添っていくのかを考え、行動に移していく事が出来る事も、仕事をしていてやりがいを感じる瞬間だと思っています。

その自分がとった行動から得られる患者さんからのレスポンスは、私自身に看護師としてだけではなく、人として考えるキッカケを与えてくれる事が多く、人としても成長する事が出来るとても素敵な経験になります。そして、辛さから少しでも解放された時や旅立っていかれる前や後に、患者さんやその方を支える家族から『ありがとう』『あなたがいてくれて良かった』『あなたが担当してくれると安心する』といった言葉を頂けた時は、どんなに仕事がハードでも、『頑張って良かった!!また頑張ろう!!』って、自分自身奮い立つような気持ちにもなる事が出来ますし、自分がそれまでに提供してきたケアや患者さんの為に考えてきた事が実を結んだのかもしれないと思う事が出来、心地よい達成感を得る事も出来ます。

気付いたら、この仕事を始めて早14年…。それまでに、今いる緩和ケアの分野以外にも様々な診療科を経験してきました。色々な患者さん、その患者さんを支えるご家族と出会い、いろんな気持ちになりながら看護を続けてきましたが、上に挙げたような気持ちになれた場面は、何年経っても、自分の中で忘れ得ぬ経験として心に刻まれています。

14年間の中では、決していい経験ばかりではない事もありましたが、上に挙げたような素敵な経験が出来、看護師としてのやりがいを感じながら今日まで仕事を続けられている事は、とても幸せな事だと自分自身思っていますし、頑張って続けてきて良かったと思っています。それを糧に、また明日からも看護師という仕事を頑張っていこうと考えています。
看護師としてのやりがい

やりがい

2014.01.08
看護師 滋賀県在住 30歳

看護師という職種の醍醐味は、科学的根拠に基づいた技術や知識を患者に提供できることです。それは、学生時代の知識や日々の仕事で得る知識だけではなく、学会などの研究・調査結果を知り、何がより良い方法なのか、それはエビデンスに基づいているのかなど、新しい方法を知る努力が必要になります。最近では、生活の質をあげるべくあらゆる業界の方々が○○アドバイザー、○○コーディネーターといった資格を取得していますが、それ以上に看護師といった医療職の視点で指導をおこなうことは、どんな資格よりも強いと思います。それは、私自身の自身にもなりますし、仕事を行う上でのやりがいにもつながります。

もう一つは、ただ医療知識を持つだけでなく、様々な分野にも手を出せるということです。好奇心旺盛な私としては、この上ない職種と思います。手を出すというと語弊があるかもしれませんが、これは、看護師としてただ知識や技術提供ではないということです。つまり、大事なのは相手の心を知ること。人間は心のメカニズムが壊れると体に負担が来るし、逆に体のメカニズムが壊れても、精神的な影響が加わります。これは、病院だけでなく在宅で生活する患者、つまり地域で生活するどんな人でも起こりうることです。

そして、その時に、身体疾患がある患者が精神的苦痛が伴ったときにどうしたらいいか。それが、看護師としての力量が問われるところでもあると思うのです。 たしかに身体的苦痛を取り除くことも看護技術としては大切ですし、やりがいもあります。しかし、ターミナル患者のように不可能なとき、もしくは、後遺症といった障害が残る場合に、心の方をアプローチすることが、患者自身が自分の現状を受け止めたり、身体的苦痛をただ薬など医療者側の提供する治療法で取り除くのではなく、本人の持つ生きる力を引き出すこと、別の治療方法を視野にいれること等、幅広い選択肢を増やすきっかけになる場合もあります。そのためには、認知行動療法などの心理学の知識を得て、実践につなげていったり、コミュニケーション力を学び、学んだ分野を磨いていくことも大切になってきます。それらがうまくいったときに、やりがいとしてつながります。

口で言えば簡単ですが、通常業務の中で、行うのはとても大変なことです。しかし、看護師としての資格を得た者の責務でもあるのではないかなと思うときもあります。正直、患者として受ける側になった場合、やはりやりがいを持った看護師にみてもらいたいと思います。そういう看護師をこれからもどんな職場でも目指していきたいです。
看護師としてのやりがい

『人の役に立てる上に喜びを肌で感じられる。』

2014.01.08
 看護師 福岡県在住

『人の役に立てる上に喜びを肌で感じられる。』これが一番のやりがいです。辛いことや苦しい事は沢山あります。その中で、患者さんやお見舞いに来ている方との温かいふれあいや、感動が日常の中にあります。新人の頃、ある患者さんから「あなたの笑顔を見ると元気がでる。」と言われ感動しました。就職したてで何をどうしていいのか分からず、先輩には叱られる毎日で、とても仕事に行くのが嫌な時期がありました。そんな中、自分でも患者さんの役に立ててるんだと思いそれを励みにして、毎日仕事を頑張ってました。それからは時間を見つけて、患者さんとこまめにコミュニケーションをとるようにしました。

後は、入院患者のご家族様とのコミュニケーションやサポートが自分なりに何か力になれる事はないかと考えました。自分に出来る事は少ししかできないですが、ご家族様と話を聞く事や、病名について分かりやすく説明したり、今後の治療方針について疑問に思っていることなどの話を聞き、自分なりの言葉で説明をしました。その後、無事に退院された患者さん、ご家族様は定期健診の度に、病棟に立ち寄って挨拶をしにきて、そして手土産まで頂くことがあります。

とても嬉しいですし、自分でも役に立てたと思い自信が湧きました。それと同時にこのまま続けててよかった。と思い、やりがいを感じました。あの時の患者様はいつまでも忘れません。逆に励みになる言葉も患者さんはかけてくれます。人と人との繋がり、人の温かさを肌で感じられるのはとても素敵な仕事だな。と思いながら毎日仕事をしてます。人の命を預かる仕事なので、辛い事や苦しいこと悲しいことばかりが多い仕事ですが、日々の中で患者さんという存在は励みにもなり、癒しにもなります。

元気な姿で退院される患者さんを見送る時は今でも涙がでそうになります。そして安心して次の業務に取り組む事ができます。そして、また別の患者様を元気な姿で見送りたいという気持ちで日々業務に精進してます。看護師という仕事はお金や物の価値では量れないもっと大切なものを実感できる仕事で、胸張って「私は看護師です。看護師はやりがいがある仕事です。辛い事ばかりではありません。」と私は自信もって言えます。そう思えたのは人とのふれあいがあったからです。看護師という仕事をしてなかったら、私は人の温かさを肌で感じる事はできなかったと思います。これからも初心を忘れず、看護師としてのプライドを持って患者さんと接していけたらいいなと思います。
看護師としてのやりがい

患者様からのご褒美

2014.01.08
看護師 北海道在住 35歳

看護師としてのやりがいは患者様が回復していく過程をみるのはもちろんですが、日々の仕事での患者様との関わりで感じる事も多々あります。
それは患者様から心をこめられ、「ありがとう」と言われた時です。ケアをした後やちょっとした際に言われるとどんなに疲れててもやはり、やりがいを感じます。
忙しい時や自分に余裕がない時には、患者様にも自分の表情や口調などからも患者様にも伝わっているのかあまり「ありがとう」は聞けません。そんな時はその日の仕事が終了した後はやりがいではなく、ただただ疲れだけが残ってしまいます。
看護師として仕事なのだからあたりまえに仕事をこなしている中で、こちらがかける些細な一言で元気な表情になったり不安になったりする姿を見ると、やりがいと供に責 任感も強く感じます。でも責任感がある仕事だからこそやりがいが生まれると思います。看護師歴が長くなってくると患者様と関わる以外にも事務的な仕事も多くなったり後輩達のカバーをしたりと患者さまと接する時間も短くなってきます。他スタッフの看護を見ても感じる事は看護師も人なのだから自分の機嫌の悪い時や、疲れている時もあるけれど患者様と良い信頼関係を築けている人は、とにかく患者様の近くにいる時間が長く、暇さえあればベッドサイドにいく人です。いろいろなスタッフを見ても思う事はただ毎日仕事をこなすならば看護師と言う仕事じゃなくてもできるのだから、患者様にとって必要だと思われる看護師になるために信頼関係を築いて安心して治療を受けてもらう様にする事が必要だと思います。またそれができた時に患者様からのご褒美に「ありがとう」と言う言葉が聞かれる事と信じています。そしてその事が一番のやりがいに繋がっていく事と思います。
また患者様だけではなく家族との関わりの中でも「ありがとうございます」と言われるとやりがいを強く感じる事ができます。患者様だけではなく家族も供に不安を抱えており、安心して自分の家族を任せられる病院であると思われるのには医師よりも、看護師の方が家族と関わる時間が多い事や自分の家族がどういう看護をされているのか目の当たりにして見る機会が多いと思います。だからこそ家族にも「大丈夫ですよ」とたった一言声をかけるのも自信をもって任せてくださいと思いながら声をかけられる様に患者様との信頼関係を大切にしています。
看護師と言う職業につき仕事以外でも、この「ありがとう」と言う言葉は人と人が繋がっていく中で本当に素晴らしい言葉であると言う事を気づかせてくれました。
看護師としてのやりがい

看護師の強い意志

2014.01.08
看護師 東京都在住

看護師になるまでの道のりはとても大変で、生半可な気持ちではとても乗り越えることができません。そのため、世の中にはたくさんの職業があるにもかかわらず、その中から看護師という職業を選んだ人は、とても強い意志を持っていることが多いです。

まず、看護師になるためには、大学か看護学校に通わなければなりません。もちろん、学校に通うためには入学試験を受けて合格しなければなりません。入学試験の科目数はそんなに多くはないですが、倍率が高い人気の学校に入学しようと思ったら9割近くの正解率をとらなければなりません。 入学試験に無事に合格して、学校に入っても、それからがさらに大変です。学校で決められた科目をすべて習得しなければならず、その量は膨大です。病院での実習も行わなければなりません。実習中は、病院で実際に働かなければならない上、実習レポートも作成して提出しなければなりません。

このように学校での勉強を全て終え、卒業しても、看護師になるためにはさらに看護師資格を取るための試験を受けて合格しなければなりません。看護師の資格試験も、膨大な量の勉強をしっかりと行わなければ合格することはできません。このように、看護師になるための道のりはとても大変で、さらに学校に通って資格をとるために長い時間とお金もかけなければならないので、安易な気持ちで看護師を目指すことはできないのです。

このような苦労を乗り越えて看護師になっているので、看護師になった人たちは、やりがいを求めて仕事をしている人が多いのです。 また別の感じ方では、中には、排泄物の処理など、決してきれいとはいえない仕事もあります。患者さんを抱えるなどの重労働もあります。これらは看護師としては当然の仕事に過ぎませんが、病気や怪我で思うように身体を動かすことができない患者さんにとっては看護師がお世話をしてくれるのはとてもありがたいことです。

また、病気や怪我を抱えて不安な気持ちでいっぱいの患者さんは、一番身近な存在である看護師をとても頼りにしています。そのため、看護師さんがお世話をしてくれたり、病気や怪我が治ったりしたときには、多くの患者さんがお礼の言葉を言ってくれます。患者さんのお世話をしてくれたり、病気や怪我が治ったりすることは、家族にとっても嬉しいことなので、患者さんの家族もお礼の言葉を言ってくれます。誰でも、人から感謝されることはとても嬉しく感じるものです。そのため、患者さんやその家族に感謝されるということが、看護師という仕事のやりがいになっているのです。
看護師としてのやりがい

人のために尽くすこと

2014.01.08
看護師 神奈川県在住 34歳

私は高校卒業してすぐに、看護学校に入って看護の仕事につきました。その当時の何も考えていませんでした。ただ、小さいころからの夢が看護師でした。ずっと抱いていた夢でしたが、理由はありませんでした。人とのかかわりが好きだったので、この職業を決めましたが、はじめはないてばかりでした。学校は厳しく、実習も厳しく就職後厳しい先輩にいびられて、大学病院はお礼奉公の3年でやめてしまいました。毎日くたくたでノイローゼ気味でした。休日は寝てばかり。肉体的にも精神的にも弱っていました。

人の命を預かることは、生半可な気持ちではできませんが、20代の私にはなかなか理解できませんでした。その後、海外留学をへて帰国後再度看護師をやるご縁に巡り合いました。夜勤専門、訪問看護、入浴などいろいろなことをやりました。その後韓国人の今の夫に出会い結婚しました。今30台にはいり、自分も痛みを経験して人の母になってはじめて、看護師のやりがいを感じることができるようになりました。そして、痛みを負った人の気持ちが見えるようになりました。それと同時に、今まで自分は何も知らなかったことに気が付き反省しました。今は。痛みを持った人をケアすること、人のために尽くすことにやりがいを見出しています。患者様の笑顔にすくわれます。≪有り難う≫のひとことにやりがいを感じます。

自分や家族が病院にかかった時のことを想像しながらやる仕事は今までとは違っています。はじめからこうやっていれば、、と思ったりもしますが、人は年齢を重ねて経験を積んで成長します。気づけたことに喜びを感じて、これからも、人として看護師として成長していけたらと思っています。母が病気になったとき、不親切な看護師さんに腹が立ちました。その瞬間、自分もそうだったのではないかと立ち止まりました。ショックでした。恥ずかしくなりました。子供が目の病気を指摘されたとき、看護師さんのやさしい励ましに勇気づけられました。私もそうしてあげたいほかの人に、と思いました。

今高齢化社会のなかで、看護師の需要は高まっています。心のケアも必要です。一人で苦しんでいる人も多くいます。そのためにも、人として成熟した人が看護ができるといいなと思っています。やりがいのある一生できる仕事に誇りを持って子育てと両立していきたいと思っています。また、後輩育成のためにも、自分の経験を後輩に伝えていけたらと思っています。まだまだ、勉強中です。前進していけるよう頑張ります。