看護師としてのやりがい

『人の役に立てる上に喜びを肌で感じられる。』

2014.01.08
 看護師 福岡県在住

『人の役に立てる上に喜びを肌で感じられる。』これが一番のやりがいです。辛いことや苦しい事は沢山あります。その中で、患者さんやお見舞いに来ている方との温かいふれあいや、感動が日常の中にあります。新人の頃、ある患者さんから「あなたの笑顔を見ると元気がでる。」と言われ感動しました。就職したてで何をどうしていいのか分からず、先輩には叱られる毎日で、とても仕事に行くのが嫌な時期がありました。そんな中、自分でも患者さんの役に立ててるんだと思いそれを励みにして、毎日仕事を頑張ってました。それからは時間を見つけて、患者さんとこまめにコミュニケーションをとるようにしました。

後は、入院患者のご家族様とのコミュニケーションやサポートが自分なりに何か力になれる事はないかと考えました。自分に出来る事は少ししかできないですが、ご家族様と話を聞く事や、病名について分かりやすく説明したり、今後の治療方針について疑問に思っていることなどの話を聞き、自分なりの言葉で説明をしました。その後、無事に退院された患者さん、ご家族様は定期健診の度に、病棟に立ち寄って挨拶をしにきて、そして手土産まで頂くことがあります。

とても嬉しいですし、自分でも役に立てたと思い自信が湧きました。それと同時にこのまま続けててよかった。と思い、やりがいを感じました。あの時の患者様はいつまでも忘れません。逆に励みになる言葉も患者さんはかけてくれます。人と人との繋がり、人の温かさを肌で感じられるのはとても素敵な仕事だな。と思いながら毎日仕事をしてます。人の命を預かる仕事なので、辛い事や苦しいこと悲しいことばかりが多い仕事ですが、日々の中で患者さんという存在は励みにもなり、癒しにもなります。

元気な姿で退院される患者さんを見送る時は今でも涙がでそうになります。そして安心して次の業務に取り組む事ができます。そして、また別の患者様を元気な姿で見送りたいという気持ちで日々業務に精進してます。看護師という仕事はお金や物の価値では量れないもっと大切なものを実感できる仕事で、胸張って「私は看護師です。看護師はやりがいがある仕事です。辛い事ばかりではありません。」と私は自信もって言えます。そう思えたのは人とのふれあいがあったからです。看護師という仕事をしてなかったら、私は人の温かさを肌で感じる事はできなかったと思います。これからも初心を忘れず、看護師としてのプライドを持って患者さんと接していけたらいいなと思います。
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