看護師としてのやりがい

「看護師はみんなの天使たれ」

2014.01.09
看護師 茨城県在住

看護師としてのやりがい、それは患者さんに「ありがとう」と笑顔で言われた瞬間です。世の中にはいろいろな仕事があり、大きな会社で働くこともいいのですが、分業性になってしまい、直接、相手と向き合わないことも多いです。(例えば、PCに向かっていたり、事務だけだったり、物を作るだけだったり)しかし、この看護師という仕事は、直接患者さんと向き合い、時にはサポートをしたり、時には治療の補助をしたりします。

そして何より、医師を含めスタッフと共に、患者さんの病気と闘う!という大きな目標があります。私が常々思っていることは、「看護師はみんなの天使たれ」です。昔は、「白衣の天使」といわれて、憧れられることがありました。今は、交代で夜勤があったり、3K(危険、汚い、きつい)などといわれることもあります。 しかし、自分が医療を学び、経験を積み、技術など様々なことを習得し、患者さんから頼りにされるようになった時が、ようやく一人前になったと思います。

そして、さらに最新の医療知識や薬学なども学び、患者さんだけではなく、医療現場のスタッフ(検査技師や時には医師)にも頼りにされるようになると…それは、それこそが、本当の「白衣の天使」なのです。最初の頃は、注射一本打つにしても、痛くない注射を打つのは難しいし、日々の看護だけで精一杯で、新しい医療を学ぶ時間もありません。でも、日々の看護から経験を積み、自分の技術もどんどんあがっていき、注射をした際に、子供にあまり痛くなかった!とうれしそうに言われた時の顔は、自分の励みになります。

最近は、患者さんの心のケアも大事になってきています。医師や心理カウンセラーなどは、診察時間しか会いませんが、看護師は患者さんと一番接する時間も多いです。患者さんと病気についての話以外にも、家族の話や世間話など、いろいろ話をする機会があり、その時の表情やしぐさ、会話の内容などから、患者さんが不安に思っていることだったり、心配に思っていることなどを聞いてあげて、少しでも不安を取り除いてあげられるようにしていきたいです。

今度開催されるソチ冬季オリンピック。日本の女子アイスホッケーが出場いたします。おめでとうございます!なでしこジャパンの優勝に続き、快挙だと思いますし、ぜひ、金メダルを目指して頑張ってほしいです。私たちには、オリンピックはありませんが、プロ意識を持って、患者さんから「ありがとう」の金メダルをもらえるように頑張っていきたいです。
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