看護師を目指したきっかけ

先生

2014.01.08
 看護師 広島県在住 29歳

私が看護師を目指そうと思ったのは、高校生のときである。進路に悩んでいたときに友人の付き添いでいった近くの看護科のある大学での説明会に参加したことがきっかけである。それまでは医療系には興味があったものの、看護師というのは大変そうであまり魅力を感じる職業ではないように感じていた。しかし、友達の付き添いでいった大学の説明会で看護師が自分が思っていたものよりも、とてもやりがいのあるように感じた。看護師という仕事をそれまではよくわかっていなかったが、その大学の説明会で看護師の仕事内容だったり、看護師になるためにはどのようなことを学ぶかということを知った。

思っていたよりも、看護師になるためには色々な勉強が必要で、医療の知識を得て資格を取るまでは大変そうだと感じた。大学の説明会が終わったあと、特別に看護学の先生にお話しを聞くことができた。その先生は、看護師として病院でキャリアを積んだあと、今は学校で研究や教育を行っているとのことだった。この先生との出会いが私の今後の人生を決めたのである。この先生との出合いで自分が看護師になろうと決めたのである。この先生に出会っていなければおそらく自分は看護師になってはいなかっただろう。

自分の人生を決めたその先生は、自分の仕事についてや、看護師という仕事がどんな仕事かということをひとつひとつ丁寧に時間をとって説明してくれた。なにより印象的であったのが、自分の仕事に対してとても誇りをもっておられたということである。自分の仕事は大変ではあるがそのぶんとてもやりがいがあることを話された。自分が仕事をえらぶときに、誇れるような仕事がしたいと思っていた私には、看護師という仕事がとても魅力的なものに感じた。そして、自分の仕事をこのように他のひとに楽しいよ、やりがいのある仕事だよと、自分も仕事を始めたら言えるようになりたいと感じた。

看護師というのは、人のいのちに関わるとても大変な仕事ではある。自分が看護の道にすすみ、その命の重さに押し潰されそうな、逃げ出したいように感じるときも正直ある。ただ、自分は看護師の道を選んだことには、ひとつも後悔はしていない。それには、やはり自分も人生を変えた先生との出会いがあり、自分もそうなりたいという目標があるからである。自分はまだ看護師の道を歩み始めたが、まだまだ一人前とまではいかない。今後も大変なこともあるだろうが、なぜ自分が看護師を目指したかということを忘れずにやっていきたい。
このエントリーをはてなブックマークに追加